よるあるご質問

皆様からお問い合わせの多いご質問です。

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A. 機能に関するご質問:

B. システムに関するご質問:

C. その他:

A-001. 実際単価計算と標準単価計算の両方ができるようですが、それぞれの仕組みを教えてください。

実際単価計算は、「月額人件費÷総作業時間×プロジェクト別作業時間=プロジェクト別人件費」と計算されます。人件費は給与・法定福利費・賞与繰入・通勤費等の勘定科目毎に計算することができます。メンテナンスメニューの「費用」にて各人毎の金額を入力し、各種帳票の「人件費配賦表」「1人別人件費配賦表」「業務区分別人件費配賦表」が出力帳票となります。なお、費用については、毎月の各人毎の金額をコピーして別の月に持っていくことができます。

標準単価計算は、「標準単価×プロジェクト別作業時間=プロジェクト別人件費」と計算されます。標準単価は主に人件費と経費とされ、外部の人員ならば外注費とされます。人件費は、給与等の勘定科目に区分せず、複合勘定として纏めます。プロジェクト作業時間は実際単価での計算と同様に実際の作業時間を使用します。標準単価は、各人毎に持ちます(クラス別に持つのが通常です)。メンテナンスメニューの「社員」にて「人件費単価」「間接費単価」「外注費単価」にて入力し、各種帳票の「プロジェクト別損益台帳」が出力される管理会計帳票の各種に反映されます。

即ち、メンテナンスメニューの「費用」及び「勘定科目」と各種帳票の「人件費配賦表」「1人別人件費配賦表」「業務区分別人件費配賦表」は実際単価計算でしか使用せず、標準単価計算では使用しません。また、メンテナンスメニューの社員の「人件費単価」「間接費単価」「外注費単価」及び各種帳票の管理会計帳票は標準単価でのみ使用し、実際単価計算では使用しません。

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A-002. 作業時間の入力方法について教えてください。

主に、各人の PC のブラウザ画面から入力するウェブ方式、各人が Excel でタイムシートを入力しそれを管理者に送り管理者ではそれをコンバータにかけて集中入力する Excel 集中入力方式の 2 種類があります。ウェブ方式ですと、IIS を立ち上げ ODBC から流し込むため、サーバーが必要ですが、Excel 集中入力方式ですと、管理者の PC のみのスタンドアローン形式で足ります。

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A-003. 残業時間の取扱いについて教えてください。

実際単価計算では、メンテナンスメニューの「費用」に含めて按分計算することになります。標準単価計算では、当初の各人別(クラス別)の標準単価設定の際に含めているはずですが、想定していない残業時間等は原価差額として処理されます。

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A-004. 間接プロジェクトの取扱いはどのように考えたら良いでしょうか?

間接プロジェクトとは、会議や打ち合わせの時間・全くの空き時間・調査研究の時間等直接プロジェクトに該当しない時間を集計するプロジェクトで、タイムレポート総合管理システムでは、直接プロジェクトと同様に(並列で)、プロジェクトとして扱います。その後、直接プロジェクトに配賦するものと配賦しないものとを選択して間接費の配賦を行います。(参考:A-009

なお、直接プロジェクトのみ扱い、間接プロジェクトは無視する方法も可能です。

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A-005. 外注費の取扱いについて教えてください。

人件費の計算について、実際単価方式と標準単価方式のいずれかの採用になると先に申し述べましたが、まず実際単価計算方式では、外注先の人員を自社社員と同様に扱い、メンテナンスメニューの「費用」にて、外注費という勘定科目での実際発生額を外注社員のプロジェクト別作業時間で按分します。

人件費の標準単価計算においては、外注費を実際発生額で計上する方法と外注先の人員を自社社員と同様に標準単価で計算する方法の 2 種類対応しています。前者はメンテナンスメニューの管理会計の「経費メンテナンス」或いは「材料費メンテナンス」から入力します(下記説明の一括入力も可能です)。後者はメンテナンスメニューの「社員」にて外注費単価に入力します。

反映される出力帳票は、【A-001】のとおり、人件費の実際単価計算では外注費も人件費配賦各表に反映され、人件費の標準単価 計算の場合の外注費実際原価方式では、管理会計帳票でのプロジェクト別損益台帳等の帳票 に、同じく人件費標準単価計算での外注費標準単価方式では、管理会計帳票でのプロジェクト別損益台帳(単価)等の帳票に反映されます。

<外注費の入力画面>

参考1.外注費実額での入力

<外注費実額集中入力画面>

この外注費の情報をエクセルから集中インポートすることができます。まず、エクセルに年月日・科目(任意で可・仕入先でも可)・PJコード・金額・摘要を記載し、これを保存します(エクセルであれば可、シート名・ブック名任意)。入力結果は、上記、経費メンテナンス・材料費メンテナンスに反映されます。修正或いは削除はそのメンテナンス画面にて行ってください。

参考2.外注費の標準単価入力画面

社員メンテナンスにて標準単価を入力します。

参考3.外注費の出力画面(例標準単価の場合)

社員メンテナンスにて標準単価を入力します。

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A-006. 経費の取扱いについて教えてください。

経費も外注費と同様な方法で取り扱うことになります。

人件費の計算について、実際単価方式と標準単価方式のいずれかの採用になると先に申し述べましたが、まず、実際単価計算方式では、作業時間を按分計算で実施することになりますが、メンテナンスメニューの 「勘定科目」「費用」にて入力し、人件費配賦の各表にて反映させることができます。

人件費の標準単価計算においては、経費を実際発生額で計上する方法と社員に経費の標準単価をもたせた上で計算する方法の 2 種類対応しています。前者はメンテナンスメニューの管理会計の「経費メンテナンス」或いは「材料費メンテナンス」から入力します(下記説明の一括入力も胃可能です)。後者はメンテナンスメニューの「社員」にて間接費単価を入力します。管理会計帳票でのプロジェクト別損益台帳(単価)等の帳票に反映されることになります。なお、管理会計の「経費メンテナンス」での実際発生額の入力方法ですが、一つずつ入力することもできますが、Excel ブックに集計された表を集中インポートする方式もあります(外注費の集中入力と同じ)。なお、入力画面・出力画面は外注費と同じです。

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A-007. 材料費の取扱いについて教えてください。

材料費も外注費や経費と同様な方法で取り扱うことになります。人件費の計算について、実際単価方式と標準単価方式のいずれかの採用になると先に申し述べましたが、まず 実際単価計算方式では、作業時間の按分計算で実施することになりますが、メンテナンスメニューの「勘定科目」「費用」にて入力し、人件費配賦の各表にて反映させることができます。

人件費の標準単価計算においては、材料費を実際発生額で計上する方法を想定しております。メンテナンスメニューの管理会計の「材料費メンテナンス」から入力します(下記説明の一括入力も可能です)。

管理会計帳票でのプロジェクト別損益台帳(単価)等の帳票に反映されることになります。

なお、管理会計の「材料費メンテナンス」での実際発生額の入力方法ですが、一つずつ入力することもできますが、Excel ブックに集計された表を集中インポートする方式もあります(外注費の集中入力と同じ)。なお、入力画面・出力画面は外注費と同じです。

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A-008. 部門別配賦は行えますか?

該当部門が全て間接作業という想定はしていませんので、部門別配賦は考えておりません。但し本製品では、間接作業をプロジェクトとして考えていますので、間接プロジェクトから直接プロジェクトへの製品別配賦は可能でして、部門別配賦と同様な機能あるいは結果となり、原価計算制度への不足は無いと考えています。

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A-009. 間接費配賦の方法について教えてください。

間接費の直接原価への配賦は価値移転の計算と云われています。ここでは、価値移転の話はしませんが、タイムレポート総合管理システムでは、配賦元の間接プロジェクトにて、配賦すべき原価(プロジェクト)と配賦しない原価(プロジェクト)を選択できるようにしています。また、配賦先の直接プロジェクトでも、配賦を受けるプロジェクトか配賦を受けないプロジェクトかの選択ができるように設計しています。選択はメンテナンスメニューの「プロジェクト」にて操作します。

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A-010. 作業時間や稼働率の予定実績の対比ができるようですが、予定作業の入力方法を教えてください。

メンテナンスメニューの管理会計の「予算用タイムレポート」にて1つずつ、若しくは Excel ブックでの集中入力ができます。Excel ブックの集中入力は【A-002】のタイムシートからの集中入力と同じ方法です。

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A-011. 終了したプロジェクトを削除したいのですが?社した社員も削除したいのですが?

過去に作業時間が入力されていますと、そのプロジェクトは削除できません。この作業時間とプロジェクトの関係が切れるのは年度更新時です。新年度にてプロジェクトを削除することができ、作業時間の残る当年度では削除できません。お客様では、入力できないようにプロジェクト名を「**********」としているケースもあります。

社員も同様に紐付きになっている作業時間があれば当年度は削除できません。業務区分や作業区分もプロジェクトと紐付きになっていますので、プロジェクトが削除できませんと作業区分や業務区分は削除できません。

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A-012. 年度更新で繰越す項目と繰越さない項目を教えてください。

固定項目(基本情報・会社区分・業務区分・作業区分・プロジェクト・部門・社員区分・社員・勘定科目)は繰越します。

変動項目(作業時間・費用・その他金額)は繰越しません。

年度更新後の新データで、変動項目との紐付きが外れた段階でプロジェクト等の固定項目の削除ができる仕組みとなっています。

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A-013. 作業時間の承認方法を教えてください。

紙やファイルでは、タイムレポートを各人別やプロジェクト別に打ち出すことが可能です。承認はその紙での保管が可能です。ウェブ上では、プロジェクト責任者がプロジェクト毎の各人の作業時間を承認する機能を付けています。

参考1.ウェブでの承認画面

プロジェクト責任者は右上の「入力承認」を押します。

①自分が責任者であるプロジェクトが一覧で表示されます。

承認しようとするプロジェクトを選択します。・・・プロジェクト承認画面が表示されます。

②プロジェクト承認画面

問題なければ、右上の「承認」ボタンを押します。・・・各人が月次確定を行っていることが前提です。・・・可能ならば各人の月次確定前に作業時間を確認し、問題あれば該当人に調整をさせておいてください(プロジェクト責任者の各人の作業時間の直接修正はできません)。

参考2. 管理者によるプロジェクト別作業時間承認の確認

管理者はプロジェクト別作業時間の月次承認が行われたかどうかを確認できます。

モジュールのメンテナンスメニュー→プロジェクト別承認状況の確認

なお、ウェブでプロジェクト別作業時間の承認ができるプロジェクト責任者はモジュールのメンテナンスメニュー→プロジェクトのプロジェクト担当者名にて設定します。

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A-014. 業務区分・作業区分にはどのような意味があるのでしょうか?

原価や作業時間を集計する最小単位はプロジェクトです。上位階層である業務区分から下位階層であるプロジェクトまで、業務区分→作業区分→プロジェクトと紐付きになっています。あるプロジェクトが複数の作業区分から来ていることはありません。

これらの区分は、プロジェクトを選択する際や作業時間や原価を集計する際に利用されるケースが多いです。

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B-001. システムを動かすには、どの様なハードウェアやソフトウェアが必要ですか?

Windows が動く環境です。ウェブ版はサーバーに Windows NT 以降の基本ソフトウェアが必要で、IIS(インターネット インフォメーション サービス)及び ODBC が稼動する必要があり、クライアント PC には、Internet Explorer 6.0 以降のソフトウェアが、管理者の PC には、Microsoft Access 2000 以上のソフトウェアが問題なく稼動する環境です。スタンドアローン版では管理者(原価計算担当者)の PC にのみで、Access 2000 以上のソフトウェアが問題なく稼動する環境です(Excel ブック形式タイムシートにて集中入力する場合には、管理者及び各人の PC に Excel 2000 以上が正しく稼動することが条件になってきます)。

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B-002. ウェブ方式とスタンドアロン方式の違いは?

双方の違いは作業時間の入力方法違いです。ウェブ方式は各人の PC のブラウザ画面から入力します。従いサーバーを立て、サーバー内にデータを保管します。スタンドアローン方式は、各人が Excel にて作成したタイムシートを管理者(経理担当者)の PC にあるデータに集中入力する方式です。他にはプロジェクト別作業時間の承認がウェブで行うか紙で行うかの違いです。その他のメンテナンスメニュー内容や帳票集に違いはありません。

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B-003. データは何種類できるのですか?

原則、1 事業年度に 1 つのデータです。他にも述べますが、予定のデータを任意に作成することも出来ますので、意図次第で複数データを作成し目的によって使い分けすることができます。ウェブ版においては 1 システムに複数のデータを区分して作成し、URL を特定することにより、ODBC によってそれぞれに流し込むことも可能で 3 つのデータまで作成することを許可しております。

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B-004. システムでの排他制御はどの様な点を施してありますか?

まずは、ウェブに関しましては、作業時間入力に際して、ODBC により入力繋ぎ込みを行っていますので、作業時間の同時入力(登録ボタンの瞬時同時)は、現実的には発生する可能性は低いのですが、作業時間入力中に管理者のメンテナンスメニューでの変更事項があったりしますと、不具合がでる可能性がありますので、以下の手配を行っています。

① ウェブ表示中にデータの変更があった場合には、作業時間の登録時にエラーメッセージを表示するようにしています。

② メンテナンスメニュー変更時には、ウェブ画面上にて工事中の表示をして、入力できない仕組みとしています。

次に管理者用のモジュール面ですが、モジュールは複数のプロジェクト責任者の PC にもインストールして、ODBC を通さずデータに直接つなげております。読込専門(入力できない)ですがプロジェクトの作業時間やプロジェクト別損益などを閲覧可能な状態にしています。そのような閲覧状況のなかで管理者がメンテナンスメニューからデータを変更したりしますと、ODBC を通していない分だけ同時接続の諸問題が生じて来る可能性が出てきます。そこで、以下の手配を実施しております。

① ODBC を通さないモジュールの接続は同時に 5 人までとする。

② 管理者(メンテナンスメニュー変更権限者)が接続した場合には、管理者が接続を止めるまで、以後閲覧者のモジュールでの接続は出来ないようにする。

③ 管理者が接続する際には、既に接続している閲覧者の名を管理者のモジュールに表示させる。

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B-005. データ保護についてどのような点を施してありますか?

タイムレポート総合管理システムでは、データを Microsoft Access で作成しておりますが、Access でのデータのセキュリティに関しましては、現状以下の手続きを加えております。

① タイムレポート一式で 3 つのデータを作成でき、必要に応じて分散化を図っています。

② モジュール立ち上げの都度のモジュールの最適化を自動で行っています。

③ データの最適化ボタンを設置させています(データ処理メニューより)。

④ モジュールの終了の都度、データの複製(サーバーとは別のモジュール使用者の PC 上に)を自動にて行っています。

⑤ データの複製を自由な場所に置くことができます(データ処理メニューより)。

※ 上記 ④ について、バックアップデータは名称を日付にしていますので、モジュールの立上げ終了の都度、自動バックアップが取れていますので、同日中に複数回モジュールの立上げ終了をしますと自動バックアップデータが上書きされ、同日分は最終的には 1 個のバックアップが保存されます。このように毎日モジュールを動かしていますと、バックアップデータが 365 個保存されることになります。

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B-006. 過去月の原価計算の結果データは保存されていますか?

原価計算は各種帳票の印刷ボタンを押すと、クエリを走らせ計算する仕組みとなっています。その計算結果を別途データで保管している訳ではありません。例えば 5 月の原価計算を 6 月に行う場合と暫く経って 10 月に行う場合に、作業時間は問題ありませんが、各人毎の標準単価を例えば 8 月に変えた場合、10 月で打ち出す 5 月の計算結果は 6 月の打ち出した結果と異なってきます。従いまして、財務諸表に反映する原価計算結果は、各月毎に紙かファイルで出力し保存するか、上記【B-005】のバックファイルを各月毎に保存して置き、必要に応じてデータを繋ぎ直し出力することが必要になってきます。

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C-001. Excel ブック形式タイムシートでの勤怠管理・作業工程管理

原価計算をしながら、勤怠管理や作業の工程管理ができます。作業時間の入力を Excel ブック形式タイムシートで集中入力する場合に、その Excel ブック内のワークシートで必要なワークシートは日付とプロジェクトと作業時間が入ったフォームと呼んでいるワークシートがあれば足ります。それらの日付や作業時間などは他のワークシートから飛んできても構いません。フォームシートは定型になっていますが、他のワークシートは増加させてもどの様な形にしても構いません。9 時出社 17 時退社残業は 5 時間等の勤怠管理用のワークシートを付けても OK です。勤怠管理なども弊社の製品コンバータ勤怠管理などを利用すれば給与計算ソフトに簡単に集中入力できます。

工程管理も細かい工程や作業内容を Excel ブック内の別のワークシートに作成し、そこからタイムレポート総合管理システム用のワークシートに飛ばせば OK です。

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C-002. 按分基準や標準単価での計算で、作業時間の他に使えるものはありませんか?

タイムレポート総合管理システムでは、原則作業時間をベースに考えていますが、作業時間を実際原価の按分基準にしたり、標準単価に乗じたりしていますが、それが合理的と判断されるからです。例えば、機械や車輌などの減価償却費を稼働時間や走行距離で按分や標準単価に乗ずるのが合理的であれば、そのようなものにも使えます。メンテナンスメニューでの「社員」を”機械名”や”車輌名”にし「勘定科目」に”減価償却費”を付け加えれば OK です。原価計算は製品単位に合理的に原価を集計する訳ですので、本製品では、どのようなものにでも対応できるようにしています。

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C-003. 年間のプロジェクト別配員管理に使うことはできるのでしょうか?

できます。 1 日単位・ 1 週間単位・ 1 ヶ月単位全てできます。データは複数作成可能ですので、年間予定のデータを先ず作成します。そのデータに各人毎の予定を月別の Excel ワークシートで作成し集中インポートすれば、まず原案は作成できます。次に人気のあるスタッフですと同一人・同一日に複数のプロジェクトからの要求があるかもしれません。その場合には調整会議が必要になってきますが、タイムレポート総合管理システムでは、複雑な操作はなく帳票の各人別とプロジェクト別を打ち出せば、プロジェクト責任者による配員調整会議の資料となります。

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C-004. 予定のプロジェクト損益も設定できますか?その場合全社での予定損益も算定できますか?

できます。上記【C-003】で説明した通り、第一段階では、プロジェクト別の人員の年間スケジュールをプロジェクト責任者に入力させ、それを調整することにより人員の調整ができ、それに人員の標準単価を乗じることにより人件費原価がでます。経費・外注費も標準単価で行う場合には、各人での単価設定で、原価全てが確定できます。もし、経費や外注費及び材料費を実際に発生予定額で原価を積算したい場合には、【A-005】、【A-006】、【A-007】に説明した通りですが、プロジェクト責任者に Excel ブック形式集中インポート用の明細を作成させれば、簡単にインポートできます。

タイムレポート総合管理システムでは、間接作業も一つのプロジェクトとして直接プロジェクトと並列になっていますので、直間全てのプロジェクトを合計すれば、全社の損益となります。

帳票としては、プロジェクト別損益台帳・プロジェクト別損益台帳一覧により目的は表示されます。

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C-005. 部門別プロジェクト別の原価は集計できますか?

オプション(有料ですが)にて出来ます。社員は所属部門に紐付いていますので、現段階でも集計可能です。ただ、経費・外注費・材料費の取扱いや間接費配賦の仕様次第で、表示形式が数種類できる可能性がありますので、汎用にするより、お客様ニーズに合わせた方が良いと判断しています。

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C-006. 作業内容別プロジェクト別原価は集計できますか?

これもオプション(有料ですが)にて出来ます。但し、作業時間の入力の際にプロジェクトの選択と作業内容の選択が必要になり、各人の入力に負担が生じます。現状でもプロジェクトコードのハイフォン以下に作業内容を特定させれば、ハイフォン以下の番号別に集計することができます。ただプロジェクトが大変多くなるリスクがあります。この様な内容ですので、これも汎用にするより、お客様ニーズに合わせた方が良いと判断しています。

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